<9273> コーア商事ホールディングス
四季報より 業種:卸売業。
【特色】ジェネリック医薬品の原薬販売が収益柱。注射剤や経口剤を中心とした医薬品製造販売も行う
【上振れ】主力の原薬は利益率高い新規製品が堅調。医薬品製造販売は前期に受託した『炭酸ランタン』がフル寄与。粗利改善が想定以上。後半の薬価改定と償却費増を吸収。前号より増益幅拡大。22年6月期は蔵王工場稼働が効き、製造販売の貢献拡大。
【本格稼働】医薬品製造は蔵王工場のバイアルラインが稼働、受託獲得に注力。山形県内の工場は地震の影響軽微で通常稼働。
2021年5月13日発表。2021年6月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+36.5%の31.80億円、経常利益+34.3%の31.80億円の増収・増益の見通し。
コロナ感染初期の段階では、安値圏でもみあい、2019年3月14日の179円、8月6日の182円と2点底をつけたあと、コロナ感染拡大につれて、この銘柄のような薬品関連株は反発し、2020年の3月3日に360円まで上昇後、3月13日に217円まで押し目を入れ、本格上昇トレンド(A)を形成しています。2020年3月13日の217円をコロン相場のスタート(日経平均はこの水準で底打ち)として、12月1日に900円まで上昇後、2021年3月5日に567円まで大きく押し目を入れ再上昇となって、4月23日に912円まで上昇して反落しています。
<6882> 三社電機製作所
四季報より 業種:電気機器。
【特色】電源機器と半導体の生産が柱。金属表面処理用電源で国内首位。半導体はパワー系でニッチ特化
【回復鈍い】半導体はエアコン向け想定以下。産業用電源も顧客の設備投資回復遅れ。前号より営業増益幅縮小。税金費用減。22年3月期は半導体が中国を軸に復調。電源も設備投資需要の回復が下期本格化。ただ人件費増もあり、営業益の回復鈍い。
【新製品】パナソニックと共同開発したSiCパワーデバイスのラインナップを拡充。大電流対応必要な産業用途で拡大狙う。
2021年5月7日発表。2022年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+92.3%の8.00億円、経常利益+81.4%の8.00億円の増収・増益の見通し。
2018年2月2日の1949円を高値に下降トレンド(A)へ転換しました。この中で12月25日に720円までさげて、2019年2月25日の1045円まで反発して再下落となって、8月29日に653円まで下げ、2点底の形となって反発するものの、2020年1月22日の919円までも戻したところで、コロナ相場の急落局面に入り、4月6日の422円で底打ちとなりました。この底打ちから上昇トレンド(B)を形成し、この中で6月16日に598円まで反発して、7月31日に543円まで押し目を入れて、下降トレンド(A)をぬけて急騰し、12月14日に963円まで上昇しました。ここから12月22日に737円まで押し目を入れ、短期の上昇トレンド(C)となってもみあって上昇し、6月4日に990円と年初来高値をつけています。
<3632> グリー
四季報より 業種:情報・通信業。
【特色】携帯ゲームSNS『GREE』運営から、スマホゲームが主軸に。Vチューバー事業にも力点
【小反発】ゲームは複数新作投入や海外配信が効き着実増。協業の中国展開も拡大。巣ごもり追い風のライブ配信アプリも赤字縮小。広告宣伝の効率化で営業益小反発。営業外に投資事業組合運用益。22年6月期はゲーム新作投入が貢献、小幅営業増益。
【着々と】新作ゲームは年間2~3本の自社開発タイトル投入継続、ヒット創出へ。既存ゲームは人気IPコラボで活性化。
2021年5月10日発表。2021年6月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-42.3%の31.62億円、経常利益-26.3%の42.19億円の減収・減益の見通し。
2016年1月21日の458円、8月8日の462円を2点底にして上昇トレンド(A)を形成し、この中で2017年6月27日に1113円まで上昇しました。ここをピークにして下降トレンド(B)へ転換し、この中で8月14日に798円まで押し目を入れ、8月24日に919円まで反発し、ゆるやかな下降トレンド(B2)へ移行しました。この下降トレンド(B2)の中で、2018年12月25日に384円まで下落して、短期の上昇トレンド(C)へ移行するものの、2019年11月7日に557円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれ急落局面につれ安し、2020年3月19日の341円で底打ちとなりました。この底打ちからの短期の上昇トレンド(D)の中で、2021年2月12日に635円まで上昇し、高値圏のもみあいで5月11日の631円を2点天井にして6月2日に547円まで下げてもみあっているところです。
<4626> 太陽ホールディングス
四季報より 業種:化学。
【特色】プリント配線板用の絶縁材インキを製造。世界首位。日本や中国等に工場。医薬品事業に参入
【増 勢】医薬が高槻工場フル寄与で好伸。絶縁材は半導体用想定超、車載用後半急回復。営業益再増額。22年3月期は医薬やや軟調。ただ絶縁材は車載用が通期で反発、半導体向けも好調持続。営業増益続く。
【新分野】ディスプレー事業準備室を創設しディスプレー領域への本格参入模索。遺伝子治療研究所と遺伝子治療用製品製造での協業契約締結、近く製造受託事業開始へ。
2021年4月30日発表。2022年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-13.2%の121.00億円、経常利益-13.2%の120.00億円の減収・減益の見通し。
2017年11月9日の5790円を高値とする下降トレンド(A)の中で、2018年12月25日の2847円、2019年8月26日の3070円を2点底にして反発し、下降トレンド(A)を上にぬけて2020年2月7日に5220円まで上昇しました。ここまで上昇したところでコロナ相場の急落局面に巻き込まれ、3月17日に3225円まで下げて、5月19日の5250円まで反発しました。ここからのもみあいで7月2日の4825円の押し目から上昇トレンド(B)を形成し、この中で2021年1月21日に6690円の高値をつけました。ここをピークに調整入りとなり、5月26日に4820円まで下げてもみあっているところです。
<8096> 兼松エレクトロニクス
四季報より 業種:情報・通信業。
【特色】兼松傘下のITベンダー。仮想化ビジネスを中心にITインフラの構築、保守、運用を手がける
【連続最高益】主力の仮想デスクトップは既存顧客のライセンス追加など短納期案件が期末にかけ旺盛。小幅増益。22年3月期は製造業向け伸び悩むが、公共分野の仮想デスクトップ構築が好伸。営業益着実増。連続最高純益。配当性向50%以上メドに増配。
【注 力】リモートワーク用のセキュリティ商品拡販に力点。大学、病院など公共分野で大型案件多く、人員を増強して対応。
2021年4月28日発表。2022年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+5.3%の114.50億円、経常利益+4.2%の115.00億円と増収・増益の見通し。
2018年12月25日の2930円、2019年8月6日の2800円、3月13日の2714円と順下げの3点底からの上昇トレンド(A)を形成しました。2点底である2019年8月6日の2800円からの反発で、12月27日に3735円まで上昇後、コロナ相場に突入し、もみあったところで2020年2月6日の3680円を高値に、コロナ相場の急落局面に入り込み、2020年3月13日に2714円で底打ちとなって上昇トレンド(A)に転換しました。この上昇トレンドの中で、2020年7月30日の4485円、10月5日の4590円、11月6日の4650円と順上げの3点天井となって調整入りとなって、下降トレンド(B)へ転換し、今年の2月26日に3495円まで下げて3月18日に3935円まで反発し再下落となっていましたが、6月10日の3545円の安値から戻りを試しています。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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