NY株式市場(2日)ダウ平均は連日で戻り売り圧力の強さを確認ー雇用統計など重要指標の発表を控える
2日のニューヨーク株式市場でダウ平均は5日続伸して取引が始まりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、コロナ渦からの景気回復期待が根強い相場環境が継続しているほか、原油先物相場でWTIが2018年10月以来の高値圏となる68ドル台を維持していることも相場の下支えとなりそう。ダウ平均は寄り付きで再び節目の3万4600ドル台を試す局面が見られよう。日本時間には米国10年債利回りが一時1.6%割れとなったこともハイテク株の底固さに繋がりそうだ。
ただ、ダウ平均は連日で上値での戻り売り圧力の強さが確認されているほか、相場の方向性を決定付ける手掛かり材料に乏しいことから、朝方の売買が一巡した後は揉み合う相場展開を想定しておきたいタイミングだ。前日のISM製造業景況感指数に続いて明日のADP雇用レポートや週末の雇用統計まで重要な経済指標の発表を控えていることから積極的な買いは見送られやすくなりそうな一日となる。
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