◆ 買い戻し先行 - 109円前半
一時“1.55%”へと低下した「米10年債利回り」でしたが、その後は“下げ渋り”に転じました。
このため“ドル買い(戻し)”が次第に優勢となり、“1.58%”へ反発するタイミングで、“109.174円”へと押し上げられていきました。
もっとも「新たな材料」が飛び出したわけではなく、「ポジション調整(月末要因)」との声も少なくありません。
このため「109円回復」こそ見られているものの、それのみで「レンジ脱却(上方ブレイク)」と見るのは、やはり早計といわざるを得ないところがあります。
◆ ただ「すでに終わった」という可能性も…? - 月末要因
「スポット取引の月内最終応当日」に当たる本日は、「もう一段のポジション調整(ドル買い戻し)」が期待されているのは事実です。
しかし来週初(31日)が「米・英市場休場(メモリアルデー/スプリングバンクホリデー)」と考えれば、「すでに調整の大部分は終わっている」と見ることも可能ということになります。
それでいて「米PCEコア・デフレータ」を明日に控えるスケジュール感からは、「積極的なポジション形成は手控えられる」は継続していることになります。
昨日とは“逆(1.60%乗せ)”を試しにでもかかればまた話は変わってきそうですが、そうでない限りは「“上値の重さ”は相変わらず」「膠着はまだ続く」と見ておく必要がありそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.784(5/13高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.651(5/14高値、+2σ)
上値3:109.500(5/17高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.330(5/19-20高値、5/13~5/19の61.8%戻し水準、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.221(週足・一目均衡表転換線、5/26高値、100月移動平均線)
前営業日終値:109.131(日足・一目均衡表先行スパン上限、50/20日移動平均線)
下値1:109.000(大台、日足・一目均衡表転換線、50月移動平均線)
下値2:108.883(200週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:108.722(5/26安値、-1σ)
下値4:108.631(日足・一目均衡表基準線)
下値5:108.552(5/12安値、5/25安値、ピボット2ndサポート)
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