TOW、今期経常を63%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/05/14 13:00
 テー・オー・ダブリュー <4767> が5月14日後場(13:00)に決算を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比86.1%減の2.7億円に大きく落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の2.6億円→4.2億円(前期は23.3億円)に62.6%上方修正し、減益率が88.8%減→81.7%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.8億円の赤字→0.2億円の赤字(前年同期は7.9億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常損益は1.7億円の赤字(前年同期は4.3億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の12.4%→-15.3%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期の連結業績予想につきましては、5月初旬に緊急事態宣言が延長されたことによるイベントの延期や規模の縮小等が発生した一方、2021年2月8日公表の業績予想に含めていなかった東京2020オリンピック・パラリンピックの進行中の案件を含めたこと、制作業務の内製化を強化したこと、各種オンラインプロモーション施策が堅調に推移したこと、販売費及び一般管理費を適切にコントロールしたことにより、通期の売上高を117億26百万円(前年同期比39.3%減)と従来予想から81百万円、営業利益は3億84百万円(同83.4%減)と従来予想から1億59百万円、経常利益は4億26百万円(同81.7%減)と従来予想から1億63百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億69百万円(同83.0%減)と従来予想から1億10百万円それぞれ上方修正いたします。なお、今後、さらに緊急事態宣言が延長された場合や、東京2020オリンピック・パラリンピックが中止・延期となった場合は、実際の業績が変動する可能性があります。2021年6月期通期連結業績予想の経常利益と2021年6月期通期個別業績予想の経常利益の差及び2021年6月期通期連結業績予想の親会社株主に帰属する当期純利益と2021年6月期通期個別業績予想の当期純利益の差の主な要因は、当社の100%子会社である株式会社ティー・ツー・クリエイティブからの配当金です。(注)上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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