日本株コロナショック並みの暴落あるか【西村剛】

日経平均株価は先週末から約1900円下落・・・

日本株が続落しています。昨年3月のコロナショックを思わせる嫌な下がり方になってきました。もしかするとあなたも｢コロナショックのような暴落がまた来るかもしれない・・・｣と思っているかもしれません。

ただ私はそこまでの下げはないだろうと考えています。
昨年のコロナショックと今回の暴落、ともに株価は大きく下落していますが、昨年のコロナショックがウイルスという未知なものに対する恐怖感から売られたのに対し、今回は金利上昇懸念というよくある材料によって下落しているからです。

ウイルスは制御できないですが、金利はある程度政府がコントロールできます。ですので、昨年のコロナショックほどは下がらないと考えています。さすがに昨年のコロナショック並みに日経平均株価が7000円も下がれば大変なことになってしまいますが。。。

今週に入っての株価急落で日経平均株価の下値の目安としては
・9ヶ月移動平均線の26900円
・25週移動平均線の25638円
あたりが視野に入ってきます。

私が日々監視している逆張り銘柄数も12日9銘柄、13日24銘柄となっており、昨年10月末の下落時の水準となっています。今回の下落が浅めの下落であればいったんリバウンドしてもおかしくはない水準まで来ているといえそうです。

いずれにせよ今は金利上昇懸念で株価が乱高下しやすい局面になっています。こういったときこそ感情的にならず冷静にトレードする必要があるでしょう。過度にナンピンなんかは絶対にやめておいてくださいね。