ホッカンＨＤ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ホッカンホールディングス <5902> が4月28日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の8億円の黒字→3億円の赤字(前の期は19.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の11億円→21億円(前の期は44.6億円)に90.9％上方修正し、減益率が75.4％減→53.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.2億円の赤字→12.2億円の赤字(前年同期は0.9億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は減少しましたが、営業利益・経常利益は固定費等の削減並びに持分法による投資利益が増加したことなどにより、前回予想を上回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、上記１．記載の特別損失の計上により親会社株主に帰属する当期純損失となりましたため、通期の連結業績予想を修正いたします。