日経平均株価が暴落する引き金とは?【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/03/25 18:08

過度にリスクを取らずに・・・

なんとか踏みとどまってくれた・・・
25日の日経平均株価が反発し下落トレンド入りをギリギリのところで回避しました。
日経平均株価はさすがに1800円下げたあとと言うこともあり、下げ過ぎの反動で上昇したのでしょう。
ただまだ安心するには早いかもしれません。
3月19日からの下げはいったん75日移動平均線の水準で反発することができました。
ただ目先の下値支持線で75日移動平均線の「28420円」を割り込んでしまうと・・・
もう一段の暴落の可能性が出てきます。
25日に株価が反発したといってもまだ300円ちょっとです。
ちょっとした悪材料で日経平均株価も300円、400円と大きく下がる可能性が高いです。
ですので今は・・・
「次の暴落に備える局面」
だと考えています。仮に日経平均株価が下値支持線の28420円を割り込んでしまうと、次の下値支持線として考えられるのは26週移動平均線の「26924円」で、今の水準よりも1800円ほど下の水準になります。
米国の長期金利が上昇したり、欧州で再度ロックダウンの流れが強まるようになれば、日経平均株価もこの水準まで下落する可能性も十分にありそうです。
ですので今は過度にリスクを取らず、次の暴落に備える局面ではないかと考えています。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想