ファルコHD、今期経常を21%上方修正・3期ぶり最高益、配当も4円増額

配信元:株探
投稿:2021/03/23 15:30
 ファルコホールディングス <4671> が3月23日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→25.5億円(前期は9.4億円)に21.4%上方修正し、増益率が2.2倍→2.7倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.1億円→17.6億円(前年同期は2.1億円)に34.2%増額し、増益率が6.1倍→8.1倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→54円(前期は48円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  年明け以降新型コロナウイルス感染症拡大により首都圏および関西等地域で再び緊急事態宣言が発令される中、当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染症関連検査の受託が1月から2月にかけて伸張し、その後減少傾向となっております。また、アレルギー等の検体検査の受託が増加しており、MSI検査キットの販売も堅調となっております。これらにより臨床検査事業売上高が前回公表時より1.5%程度押し上げ、連結売上高増加に寄与することになりました。 また、固定費削減効果もあり、連結上の営業利益および経常利益につきましても、前回公表時より4億円程度上回り、ともに過去最高益を見込んでおります。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、3億円程度上回る見込みであります。 これらの状況を踏まえ、令和3年3月期通期の連結業績予想を再修正いたします。(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しております。内部留保を充実し、強固な経営基盤を確保するとともに、業績等に応じた適正な利益還元を安定的に維持し、株主資本利益率の向上を続けることを基本方針としております。その指針としましては、剰余金の配当の他自己株式の取得等の還元策を含めた総額を株主総還元額とし、連結純資産総還元率3%程度を目標としております。 令和3年3月23日付の「業績予想の再修正に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、新型コロナウイルス感染症関連検査受託の1月から2月における伸張およびその後のアレルギー検査等の増加、MSI検査キットの堅調な販売、固定費削減効果等により令和3年3月期の収益状況は営業利益・経常利益ともに過去最高益の達成を見込んでおります。 これらの状況を踏まえ、利益還元の一環として、令和3年3月期の期末配当金につきましては、1株当たり普通配当26円に加えて、4円の特別配当を実施させていただくことといたしました。 これにより、既に実施いたしました中間配当24円と合わせまして、令和3年3月期の1株当たり年間配当金は54円となり、前期と比べて6円の増配となる予定です。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
2,345.0
(13:12)
+34.0
(+1.47%)