大引け:連日の後場逆噴射、地政学リスクと円高進行が嫌気される

配信元:メルトレ
投稿:2010/01/27 16:06
 大引けの日経平均株価は73.2円安の10252.08円、TOPIXは8.73ポイント安の907.67ポイントで終了。東証1部の値上がり銘柄数は322、値下り銘柄数は1244。出来高は19億358万株、売買代金は1兆4981億円。

 米国では消費者信頼感指数が3ヶ月連続で上昇するも、金融規制強化方針と中国の金融引き締め観測が重石となりNYダウ・NASDAQともに小反落。日本株は前場こそ堅調に推移していたものの、またしても後場失速。北朝鮮が南北境界水域付近で砲撃し、韓国側が応戦したと報じらたことや円高進行などが嫌気され、日経平均・TOPIXともに本日の安値で取引を終了しました。

 日経平均プラス寄与度上位は、ファーストリテイリング<9983.T>花王<4452>NTTデータ<9613.T>など、野村證券がレーティングを「2」から「1」へ、目標株価を18000円から19000円へ、それぞれ引き上げたオービック<4684.T>、JPモルガン証券がレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ、目標株価を970円から1100円へ、それぞれ引き上げた新神戸電機<6934.T>、当期純利益黒字転換に加え、3月末の株主に対して1対2の株式分割を実施することを発表したベクター<2656.J>、大塚製薬とがん治療用ワクチンの製造販売サブライセンス契約を締結した扶桑薬品工業<4538.T>、通期最終損益を14億1000万円から17億3000万円に上方修正したアサックス<8772.T>、今期営業利益を2億6000万円から4億円に上方修正したユビキタス<3858.Q> 、約2億円の投資有価証券売却益発生と発表した中小企業投資機構<2318.J>などが上昇しました。

 日経平均マイナス寄与度上位は、トヨタ<7203.T>キヤノン<7751.T>東京エレクトロン<8035.T>など。メリルリンチ証券がレーティングを「買い」から「中立」に格下げしたUSS<4732.T>、モルガンスタンレー証券がレーティングを「オーバーウエイト」から「イコールウエイト」へ、目標株価を650円から800円へ、それぞれ引き下げた日本精工<6471.T>、三菱UFJ証券がレーティングを「2」から「3」に格下げしたキヤノン<7751.T>、米国でリコール8車種の生産を一時停止と報じられたトヨタ<7203.T>、上期営業損益を2000万円の黒字から6億2000万円の赤字に下方修正したトッキ<9813.Q>、今期最終損益を1億2000万円の赤字から51億円の赤字に下方修正したメッツ<4744.T>、10年3月期通期の営業利益を30億円から7億円へ下方修正した日立メディコ<6910>などが下落しました。

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配信元: メルトレ

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