大正薬ＨＤ、今期経常を一転2％増益に上方修正

　大正製薬ホールディングス <4581> が2月4日昼(12:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.0％増の247億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の230億円→255億円(前期は250億円)に10.9％上方修正し、一転して2.0％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の41.4億円→66.4億円(前年同期は104億円)に60.4％増額し、減益率が60.2％減→36.2％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.9％増の58.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の3.2％→6.7％に大幅改善した。

株探ニュース