住友重、今期経常を32%上方修正、配当も15円増額

配信元:株探
投稿:2021/01/29 15:00
 住友重機械工業 <6302> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.9%減の335億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の315億円→415億円(前期は526億円)に31.7%上方修正し、減益率が40.2%減→21.2%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の123億円→223億円(前年同期は268億円)に80.8%増額し、減益率が53.9%減→16.7%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の39円→54円(前期は91円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比46.2%増の144億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.3%→7.3%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  業績予想の策定にあたり、受注後リードタイムの短い機械コンポーネント、精密機械及び建設機械部門を中心に、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けておりますが、下期から徐々に回復することを前提としておりました。 この前提に大きな変化はありませんが、建設機械部門で日本及び中国の需要が想定以上に堅調なことやエネルギープラント事業で工事進行基準案件の工事進捗が想定より進んでいること、精密機械部門や産業機械部門で採算が好転したことなどにより、売上高・営業利益・経常利益及び親会社に帰属する当期純利益に関し、2020年10月30日に公表した連結業績予想を上方修正することといたします。なお第4四半期連結会計期間の主な為替レートは、1ドル=100円、1ユーロ=120円と想定しております。

  当社の利益配分につきましては、期間利益に応じた株主配当及びその向上を基本姿勢としつつ、長期的かつ安定的な事業発展に必要な内部留保の充実を図りながら、これらを総合的に勘案して決定することとしており、連結配当性向は30%を目標に設定しております。(中期経営計画の公表について2021年5月を目途に延期いたしましたが、前中期経営計画における配当方針を継続いたします。) 当期の配当予想につきましては、当社の配当方針及び今回算定した2021年3月期連結業績予想を勘案し、上記のとおり修正いたしました。(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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