チャート崩れの犯人を捜す局面
昨日の米国株式市場はキング牧師誕生日のため休場。時間外取引の日経平均先物(円建て)は28345円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
基本的に米国市場が休場だったため、手掛かり材料は乏しいだろう。ただ、前日の下落の反動もあり、本日は堅調スタートが予想される。
日経平均の日足チャートでは、上方に窓が空いている状態。これを埋め行く流れが予想され、そこからの動きが注目される。
それでも、チャートはすでに「弱気形状」へと傾いており、戻り売りは出やすいだろう。買い一巡後は上方の窓が上値抵抗帯として機能し、ここで売り圧力が強まりそうだ。基本的にはこの相場は下方の窓を目指す展開。600円程度の下落余地があり、上昇局面では「戻り売り」の好機となる。
チャートの崩れが明確になっている以上、投資家はその「犯人捜し」に躍起になることになりそうだ。この下落相場が一時的なものなのか、それとも本格的なものなのかを見極める必要があるのだ。
もし、本格的なものであるならば、それを「新たな悪材料」としてマーケットが織り込みに行く動きとなる。それが何なのか――投資家は注視する必要があるだろう。
現時点ではそれらしいものは確認されていない。コロナの感染拡大、菅政権の支持率の低下、大統領就任式でのトラブルetc――この辺は織り込み済みの材料だろう。それ以外に何かあるのか――その辺を見極めることになる。投資家は暫定的に売りポジションを持ちながら、その辺の有無を確認することになる。
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