フェリシモは大幅続落、２１年２月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感

　フェリシモ<3396.T>は大幅続落している。前週末８日の取引終了後、２１年２月期の連結業績予想について、売上高を３１６億４５００万円から３２０億７８００万円（前期比１２．１％増）へ、営業利益を４億６１００万円から８億７００万円（同２．７倍）へ、純利益を４億１８００万円から６億７５００万円（同８４．８％増）へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。

　新型コロナウイルス感染症の影響で在宅時間が増加する中、多様なテーマ設定を行い、そのテーマ設定に沿った商品・サービスの提案を行ったことが支持され顧客数が大幅に増加していることが要因。また下期以降も、ファッションアイテムや生活雑貨商品の売り上げが堅調なことや、国内旅費などの一般管理費が抑制される見通しであることも寄与する。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（３～１１月）決算は、売上高２４４億６６００万円（前年同期比１６．９％増）、営業利益１１億８９００万円（同１２．３倍）、純利益９億３６００万円（同５．９倍）だった。

出所：MINKABU PRESS