NY株式市場(22日)米議会が9000億ドルの追加経済対策を可決−欧州株が前日の大幅安から切り返す展開
22日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底固い取引スタートとなりそうだ。
英国・ロンドンのロックダウンを嫌気して前日に大幅安となった欧州株が切り返す展開となっていることから、新型コロナの変異種に対する過度な警戒感は和らいでおり、ひとまず世界的な株安の流れに歯止め掛かりそうだ。
アメリカ議会上下両院は、21日に9000億ドル規模の追加経済対策を賛成多数で可決したほか、取引開始前に発表された7-9月期GDP確定値は、前期比年率+33.4%と市場予想(前期比年率+33.1%)を上回ったことも相場の下支え要因として意識されよう。
ダウ平均は、前日の取引で一時400ドル以上下落したあと持ち直す展開となったことから、押し目買い意欲の強さが確認されたばかりで、再び下押ししにくい相場環境にある。
ただ、ニューヨーク株式市場は、週後半にクリスマスで休場を控えて徐々に市場参加者が少なくなりそうだ。ダウ平均は、上値を追うにも新規の買い手掛かりに乏しことから、17日に付けた終値ベースの過去最高値(3万303ドル)を意識しつつも、結局は「閑散に売りなし」といった相場付きになりそうな1日となる。
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