マザーズ指数は大幅続落、売買高水準だがIPO銘柄に資金流入、ウェルスナビなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/12/22 16:44
本日のマザーズ市場では、ウェルスナビ<7342>ヤプリ<4168>といった注目度の高い企業が新規上場し、引き続きこれらIPO(新規株式公開)銘柄を中心に賑わった。ただ、新規上場銘柄は現時点でマザーズ指数に組み入れられておらず、押し上げ効果はなし。既存の上場銘柄には投資資金確保のための売りに加え、年末を前にした損出しの売りや利益確定の売り、さらに日経平均の下落に伴うリスク回避目的の売りも出て、マザーズ指数は下げ幅を大きく広げる展開となった。なお、マザーズ指数は大幅続落、終値では4%の下落となった。売買代金は概算で2878.45億円と、11月13日以来の高水準。騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり316銘柄、変わらず4銘柄となった。
個別では、時価総額上位のラクス<3923>などが軟調で、メルカリ<4385>フリー<4478>も小安く引けた。売買代金上位では、16日の上場から連日ストップ高を付けていたバルミューダ<6612>が急反落。BASE<4477>マクアケ<4479>の下げも目立った。また、15日上場のスタメン<4019>などが下落率上位に顔を出した。一方、18日上場のココペリ<4167>などは逆行高で、SOSEI<4565>は英製薬大手との契約締結を評価した買いが続いた。また、フルッタ<2586>はストップ高水準で取引を終えた。
なお、上場2日目のいつも<7694>が公開価格の約2.3倍となる初値を付けた。また、本日マザーズに新規上場したウェルスナビは公開価格を50%、ヤプリは66%上回る初値を付け、KaizenPF<4170>は公開価格を若干上回っての初値形成だった。
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配信元: フィスコ

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