ベルグアース、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/12/07 17:30
 ベルグアース <1383> [JQ] が12月7日大引け後(17:30)に業績修正を発表。20年10月期の連結経常損益を従来予想の9500万円の黒字→1億3200万円の赤字(前の期は3100万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億9300万円→6600万円(前年同期は9300万円)に77.5%減額し、一転して29.0%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.売上高 当事業年度は、新規取引先への営業推進を積極的に行い、4月以降の家庭園芸顧客をターゲットとした野菜苗の売上拡大、生産者向け及び家庭園芸向けの培土、肥料等の売上拡大を目指し進めてまいりました。しかしながら、新型コロナウィルス感染症の影響により経済活動が混乱の中、国内外での十分な営業活動を行うことができず、お客様のニーズを把握し積極的な推進活動が行えなかったことにより、農業用資材等の新規受注が獲得できなかったこと、野菜苗等の一部受注のキャンセル等が発生、また、近年増加してきた競合他社との受注競争なども加わり、当初予想しておりました売上高を下回る結果となりました。2.利益面当事業年度は、自社農場での生産能力拡大に向けて人材確保や従業員の雇用環境整備のための休日日数の増加、有給休暇の取得推進等による労務費の増加、また、2019年7月に花苗育苗事業を譲り受けたことにより労務費等の製造経費が増加することとなりました。しかしながら、売上高が達成できなかったことに加え、コロナ禍の混乱の中での、夏季以降の生産量増加に伴う、繁忙期の期間雇用の人員確保が困難となり、雇用を優先したことにより単価を上げざるを得ない状況が続いたことも影響し固定費が想定より増加いたしました。また、販売商品構成比の変動に伴い利益率が低減したことなどにより売上総利益が減少いたしました。更に、新規事業への取り組みに向けて人材の確保による人件費等の増加により販売費及び一般管理費が増加した結果、営業利益が減少いたしました。これらの要因に加え、連結子会社化によるのれん償却を計上したことにより親会社に帰属する当期純利益が減少し予想を下回る結果となりました。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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