◆ モデルナ絡みで急反発 - 一時“105円前半”へ
先週のファイザーに続き、昨日はモデルナ絡みで「新型コロナワクチン開発」の朗報が流れました。
マーケットは“リスク選好姿勢”へと傾斜し、米株式は“上昇(NYダウ/S&P500は史上最高値を更新)”を見せる中、ドル円は“105.125円”へと上昇する場面が見られました。
しかし“綱引き(昨日の場合は円売り⇔ドル売り)”は変わっておらず、その後は緩やかに元居た“104円半ば”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ ただファイザー時に比べると…?
株式にとって“感応度の高さ”が目立っている「新型コロナワクチン開発」ですが、為替は比較的“落ち着いて”います。
これは『実用化にはまだ時間がかかる』との思惑が背景と見られますが、“綱引き(円⇔ドル)”も影響していると考えるのが自然です。
“円主導”になりやすい東京タイムは“日経平均上昇→リスク選好→円売り”との図式は描きやすいと考えますが、気になるのはファイザー時に比べて昨日は「値幅・時間共に限定されている」…?
◆ “50日移動平均線”を超え切れないと、上方向には…!?
昨日・先週末と上値を押さえられた“105.10-15円”水準には、“50日移動平均線(本日は105.129円)”が展開しています。
ここを明確に上抜くには、「新たな材料が必要」と見るのが自然かもしれませんね。
もっとも下方向には“11/6~11/11の61.8%押し(104.129円)”が控えていますので、これを割り込むにも「新たな材料が必要」とは考えますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.150(11/13-16高値、50日移動平均線、11/11~11/16の61.8%戻し水準)
上値4:105.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:104.884(11/16高値後の61.8%戻し)
上値2:104.809(11/16高値後の50%戻し)
上値1:104.734(11/16高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:104.563(20日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
下値1:104.461(日足・一目均衡表基準線/転換線)
下値2:104.361(11/16安値)
下値3:104.241(ピボット1stサポート)
下値4:104.129(11/6~11/11の61.8%押し、-1σ)
下値5:104.000(大台)
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