日通、今期経常を一転3%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2020/10/30 15:00
 日本通運 <9062> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比26.7%減の240億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の490億円→590億円(前期は574億円)に20.4%上方修正し、一転して2.7%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比41.9%増の349億円に拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比9.8%減の177億円に減り、売上営業利益率は前年同期の3.6%→3.3%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年3月期通期業績予想につきましては、売上高については、航空運送を中心とした国際貨物の輸送需要が伸長しているものの、国内貨物の荷動きが想定以上に低調なことから、連結は前回発表予想を据え置きとし、個別については、下方修正いたしました。連結及び個別の営業利益、経常利益、並びに連結の親会社株主に帰属する当期純利益、個別の当期純利益につきましては、国際貨物の輸送需要の伸長、各種費用の削減効果が想定以上に推移し、前回発表予想を上回ることが想定されますので、業績予想数値を修正いたしました。また、新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループの事業への影響は、前回発表予想と同様に2021年3月期末まで縮小しながらも継続すると想定して、業績予想に織り込んでおります。なお、新型コロナウイルス感染症拡大による再度の緊急事態宣言等の大規模な社会的制限について、想定・反映はしておりません。 ※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づいて判断し作成したものであり、リスクや不確定要素を含んでおり、実際の業績は予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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