日軽金ＨＤ、非開示だった今期経常は28％減益、未定だった配当は65円実施、実質28％減配

　日本軽金属ホールディングス <5703> が10月30日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.2％減の76.6億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比27.6％減の170億円に減る見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比22.3％減の93.4億円に減る計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は65円(前期は10→1の株式併合前で9円)実施する方針とした。
　20年9月に実施した10→1の株式併合を考慮すると、実質27.8％減配となる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比22.7％減の52.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.1％→5.2％に悪化した。

株探ニュース