アコム、非開示だった今期経常は20%増益、未定だった配当は2円増配

配信元:株探
投稿:2020/10/23 15:30
 アコム <8572> が10月23日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比20.5%増の905億円に伸びる見通しと発表した。

 業績好調に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を3円(前年同期は2円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も3円実施する方針とした。年間配当は前期比2円増の6円に増配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021 年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により将来の見通しを合理的に算出することが困難であることから未定としておりました。今後も新型コロナウイルス感染症による影響は不透明な状況が続くことが想定されますが、直近の動向や当社グループが現時点において入手可能な情報に基づき、業績予想を算出いたしましたので、公表いたします。ローン・クレジットカード事業および信用保証事業の業容につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う資金需要の低下は続くものの、国内景気は足もとで一部持ち直しの動きがみられることから、期末に向けて前年比で減少率は鈍化し回復基調に向かうと見込んでおります。海外金融事業の業容につきましては、業容の大部分を占めるタイ王国において、現地政府の非常事態宣言による外出禁止令、活動制限、及び都市のロックダウン等の影響による資金需要の低下や円高バーツ安の為替影響により、前年比で減少すると見込んでおります。以上のことから、当社グループの業容は前年比で減少し、営業収益は減収を見込んでおります。一方で、営業費用は業容の減少等により、金融費用、貸倒関連費用等が減少すると想定していることから、営業利益は増益を見込んでおります。

 当社は、「業績、自己資本ならびに経営環境を勘案のうえ、安定的、継続的な利益還元を図り、株主還元の充実を目指す」ことを配当の基本的な考え方としております。当社としては、2021年3月期の業績予想および配当の基本的な考え方を総合的に勘案した結果、2021年3月期の配当につきましては、1株当たり年間6円(うち、中間配当金は3円)とする予定です。※業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、最終の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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