16日の香港市場概況:ハンセン0.9%高で反発、銀行セクター相場けん引

配信元:フィスコ
投稿:2020/10/16 18:00
16日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比228.25ポイント(0.94%)高の24386.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が152.62ポイント(1.56%)高の9914.90ポイントとそろって反発した。売買代金は1130億800万香港ドルにやや縮小している(15日は1305億3800万香港ドル)。

自律反発狙いの買いが先行する流れ。前日のハンセン指数は2%超下落し、構成銘柄はほぼ全面安だった。また、企業業績の持ち直し期待も強まる状況。主要企業が報告する月次統計や1~9月期決算見通しでは、業績の回復を示す内容が多くみられている。ただ、上値の重さが目立つ場面もみられた。週明け19日に中国で、第3四半期GDP成長率や9月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が公表される。結果を見極めたいとするスタンスも漂った。(亜州リサーチ編集部)


銀行セクターが相場をけん引する。中国建設銀行(939/HK)が5.7%高、招商銀行(3968/HK)が5.4%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が4.9%高、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が4.8%高、中国工商銀行(1398/HK)と中国農業銀行(1288/HK)がそろって4.3%高、交通銀行(3328/HK)と中国民生銀行(1988/HK)がそろって3.9%高、中国銀行(3988/HK)が3.2%高で引けた。値ごろ感が着目される。香港の有力経済新聞は16日、「本土銀行の株価は歴史的な割安水準にある」との記事を掲載した。また、14日に公表された9月の金融統計で、新規融資の伸びが予想を上回ったことも材料視されている。さらに、外電が13日、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が一部の大型銀行に対し、景気対策としての利益「犠牲」要求を緩和したもよう——と報じたことも好材料として改めて意識された。

中国の保険セクターも買われる。新華人寿保険(1336/HK)が5.4%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.3%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.8%高、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.9%高、中国太平保険HD(966/HK)が2.6%高と値を上げた。

個別に材料の出た銘柄群の一角も物色される。中医薬を中核とする薬品メーカーの広州白雲山医薬集団(874/HK)が13.3%高と急伸。合弁企業を通じて製造する「板藍根顆粒」に注目が集まっている。中国の感染症研究の第一人者で、国家衛生健康委員会の専門家チームを率いる鐘南山氏はこのほど、中医薬の「板藍根(バンランコン)顆粒」について、新型コロナウイルス感染症に効果があるとする研究結果を報告した。

精密部品メーカーの上海集優機械(2345/HK)は58.9%高と急騰。筆頭株主の上海電気集団(2727/HK)による非公開化計画が材料視された。上海電気集団も2.3%高と買われている、

半面、自動車セクターの一角は安い。比亜迪(BYD:1211/HK)が3.5%、吉利汽車HD(175/HK)が1.8%、北京汽車(1958/HK)が1.2%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が0.7%ずつ下落した。

一方、本土市場は3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%高の3336.36ポイントで取引を終えた。金融株が相場を主導する。医薬品株、エネルギー株、不動産株、公益株も買われた。半面、ハイテク株は安い。消費関連株、自動車株、素材株、防衛関連株、運輸株の一角なども売られた。

亜州リサーチ(株)


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