日経平均VIは上昇、コロナ警戒に加え株価下落で市場心理悪化

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比＋1.59pt（上昇率8.03％）の21.39ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.52pt、安値は20.14pt。

欧州などでの新型コロナ感染拡大に加え、昨日の東京の新規感染者数が284人と新型コロナ感染が高水準で推移していることなどが警戒され、今日の日経VIは前日終値を上回った水準で推移している。さらに日経225先物は午後に下げ幅を拡大し、日経VIは上昇幅を広げている。

【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。

＜FA＞