株価指数先物【昼のコメント】ファーストリテイリングの下支えでNT倍率は14.47まで上昇

配信元:株探
投稿:2020/10/16 12:19

 日経225先物は11時30分時点、前日比変わらずの2万3500円(±0.00%)前後で推移している。寄り付きは2万3520円とシカゴ先物清算値(2万3500円)を若干上回って始まった。現物の寄り付き直後に2万3460円をつけた後は2万3500円を挟んで狭いレンジ取引が継続している。ファーストリテイリング <9983> が1社で日経平均株価を約110円超支えており、短期筋の仕掛け的な売りも手控えられているようだ。

 なお、前引けのTOPIXは0.28%安で3日続落となるため、このレベルでも日銀のETF買い入れによる下支えへの思惑も高まりやすいだろう。そのため、こう着相場が続くものの、2万3500円を支持線とした底堅さがみられそうだ。NT倍率は先物中心限月で一時14.47まで上昇しており、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いのスタンスは継続。幅広い物色が見込みづらい状況のなか、2万3500円水準での底堅さから短期筋のショートカバーが意識されやすく、日経225優位の展開が続こう。

また、後場はファーストリテイリング次第の面がありそうだが、ショートも大きく積み上がっているとみられるため、さらに売りを仕掛けてくるというよりは、ショートカバーに向かわせやすいだろう。日経平均に対する寄与度が大きいだけに、引けにかけてのポジション調整で買い戻しが強まるようだと、日経225先物への買いにも向かわせやすい。

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