「基本は膠着」、でも“動意薄”ではなく“揺れ動き”…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2020/10/16 10:31

◆ 昨日は“リスク回避→ドル買い” - 105円半ばに反発


「英-EUの通商協議(いわゆるBrexit交渉)」の進展は見られなかった昨日は、「(欧米の)新型コロナ感染再拡大」「米追加経済対策への不透明感」が囃されました。
この影響から“リスク回避姿勢”が先行し、“ドル買い・円買い”が全般的に進行していきました。
ドル円にとっては「綱引き(ドル⇔円)」である状況に変化はありませんが、NYタイムは「ドル主導になりやすい」ということもあり、緩やかに“105.491円”へと押し戻されていきました。

◆ 本日もポイントは「英-EUの通商協議」…?


こうして“下値の堅さ”こそ示されたものの、“上値の重さ”はそのままというドル円…。
冒頭の3懸念に方向性が見えてこない限りは、「基本は膠着(レンジ内での揺れ動き)」と見るのが自然といえるかもしれません。
ただそのうちの1つ「英-EUの通商協議」に関しては、早々に「方向性が打ち出される」という可能性が見え隠れしています。

昨日より始まったEU首脳会議では、「数週間の交渉継続」が決定されました。
しかし「英国側の譲歩が必要」との認識も、正式に表明されました。
これに猛烈に反発しているのが英国側ですので、再び「交渉打ち切り」をかざしても不思議ではないところです。
ただ「交渉打ち切り」ともなれば“リスク回避姿勢”は避けられず、逆に「交渉継続」となったとしても、当事国通貨(ポンド・ユーロ)の“戻りは鈍い”と見るのが自然…?
そうなるとどちらに転んでも、基軸通貨(ドル)には“買い圧力がかかる”という可能性も…?


「次なる材料待ち」の状況に変化はないだけに、まずは「交渉継続/打ち切り」を見極めようとするムード(膠着)が蔓延するでしょう。
ただそうした状況下でも、“全くの動意薄”というわけではなく、“適度な揺れ動き”を見せると考えるべきでしょう。
そしていざ飛び出した際に“ドル買い”として機能する展開には、大いに期待したいところです。
あくまで次なる材料次第ではありますが…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:106.107(10/8高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:105.985(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
上値3:105.731(10/12高値、50日移動平均線、+1σ、10/8~10/15の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:105.624(10/13高値、日足・一目均衡表転換線、10/8~10/15の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:105.513(10/14-15高値、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:105.411(20日移動平均線)
下値1:105.128(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値2:105.034(10/15安値、大台、-1σ、9/21~10/7の50%押し水準)
下値3:104.933(10/2安値)
下値4:104.825(9/23安値、9/21~10/7の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:104.703(-2σ、ピボットローブレイクアウト)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
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