サガミHD、非開示だった今期最終は赤字拡大、未定だった配当は無配継続

配信元:株探
投稿:2020/10/15 15:00
 サガミホールディングス <9900> が10月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結最終損益が14.5億円の赤字(前期は13.6億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しと発表した。
 同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結最終損益が14億円の赤字(前年同期は1.8億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当も見送る方針とした。年間配当は無配継続となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021 年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、合理的な算定が困難であったため未定としておりました。依然として同感染症の影響は収束しておらず、今後の当社グループを取り巻く経営環境は引き続き予測が困難な状況ではありますが、今後感染拡大による緊急事態宣言発令等経済活動に著しく悪影響を及ぼす状況が生じることは想定しておらず、緩やかに収束に向かうと仮定したうえで、現時点で当社が入手可能な情報や予測等に基づき業績への影響を算定いたしましたので公表いたします。なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期やその影響の範囲等は大きく変動する可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には、速やかに公表いたします。

 当社は、今後とも激変する市場環境に対応しつつ、長期にわたり安定的な経営基盤の構築に努めるとともに、配当金につきましては、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要政策として、業績や今後の事業展開ならびに内部留保の状況等を総合的に勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。しかしながら、昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が経済に与える影響は大きく、当社を取り巻く経営環境は今後も厳しい状況が続くものと想定されます。現時点におきましては、手元資金を確保しておくことで不測の事態が生じた場合の経営と雇用の安定化に備えることが株主共通の価値につながるものと考え、2021年3月期においては、1株当たり中間配当及び期末配当金予想を「0円」とさせていただきます。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、早期に復配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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