200日MAでサポートされるか否かがポイント
【注目ポイント】200日MA(≒1.27340ドル)サポート成否
【見通し1】サポートなら、BB・-1σライン(≒1.30000ドル)付近までの一旦戻りフロー
【見通し2】下抜けの場合は、「1.24391ドル」付近までの下押しフローとなりそう
足もとの重要ラインとして捉えていた200日MA(≒137.370円)をローソク足が10日終値ベースで下回ったことで、英ポンド/円の下押しモメンタムが強まる動きとなる中、対米ドル通貨の英ポンド/米ドルについても重要テクニカルラインである200日MAに接近する動きとなっています。
上図チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)がやや右肩下がりとなっていること、2) 遅行スパンがローソク足を下抜けする“逆転”(上図黄色丸印)が示現していること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして、4) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっている(上図青色点線丸印)ことから、英ポンド/米ドル・日足チャートでは、下降トレンド序盤を示すチャート形状であると判断します。
喫緊の注目ポイントは、上述した200日MA(≒1.27340ドル、上図黄色矢印)でローソク足がサポートされるか否か。
これからの時間において、仮に同MAがローソク足の下値支持線となり得た場合は、BB(ボリンジャーバンド)・-1σライン(≒1.30000ドル)付近までの一旦の戻りフローとなりそうです。
一方で、仮に同MAをローソク足が終値ベースで下回った場合は、「下値支持線突破」→「下押しフロー主体の動き」が発生しそうです。11日時点では、a) ローソク足が青色の雲(=サポート帯、先行スパン)を下抜けしていること、また、b) BB・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”が示現していることも合わせると、上記事象が英ポンド/米ドルの下降モメンタムが強まるトリガーとなる可能性も。
その場合は、直近高安(高値:1.34786ドル[9/1]、安値:1.13996ドル[3/20])を結んだフィボナッチ・リトレースメントの50.0%ライン、いわゆる“半値押し”水準である「1.24391ドル」(上図黒色点線および青色三角印)付近までの下押しフローとなり得ることを想定すべきでしょう。
本稿執筆(9/11)時点での同MAは、上述した直近高安を基準とするフィボナッチ・リトレースメントの38.2%ラインと近似値となっていることから、今後の英ポンド/米ドルにおける重要な“上下分水嶺”として捉えるべきでしょう。
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