投資主体者別売買動向から考える・・・
9月第一週の投資主体者別売買動向が発表されました。
9月第一週は
・日経平均株価 23139円→23205円(+0.29%)
・マザーズ指数 1121ポイント→1139ポイント(+1.6%)
と大型株がやや上昇、マザーズ指数が比較的大きく上昇した週に当たります。
この9月第一週の投資主体者別売買動向をみると海外投資家は・・・
2356億円の売り越しとなっています。一方個人投資家は162億円の買い越し、信託銀行が1331億円の買い越しとなっており、
海外投資家が売る日本株を信託銀行と個人がせっせと買っている構図
が読み取れます。日本株の今の上値が重いのは海外投資家の売り圧力によるものだと考えられます。
ちなみにマザーズ市場で見ると・・・
・海外投資家が17億円の売り越し
・信託銀行が10億円の売り越し
に対し、
・個人が107億円の買い越し
となっています。
マザーズが高値を更新するタイミングで個人が買い上げる一方、海外投資家や信託銀行が売ってきている構図が読み取れます。
ちょうど9月第一週は米国ナスダック指数が3.2%下落した週であり、米国ナスダック指数の下落を受け、外国人投資家が日本株も売ってきたのでしょう。
このように当面、日本株が上がるか?下がるか?は、米国株式市場次第といった状況です。特に海外投資家は大型株も新興株も売り越しとなっているため、しばらくは日本株も上値が重い展開となりそうです。
株価の急落に注意しておく局面かもしれません。しっかりとリスク管理に注意を払いながらトレードすることをおすすめします。
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