【買い】ミクシィ(2121) 業績好調で株価上昇か=フェアトレード西村剛

■注目銘柄：【買い】ミクシィ(2121)

■注目ポイント
同社は、ＳＮＳ「ミクシィ」を運営。2013年に投入したスマホゲーム「モンスターストライク」を収益柱に、スポーツ領域の事業成長にも力を入れている企業です。8月7日に発表した第１四半期決算の連結決算は、売上高が29,360百万円（前年同期比41.3％増）、営業利益が7,478百万円（同4.7倍）、純利益が4,891百万円（同4.4倍）と大幅な増収増益になりました。スマートフォンゲーム「モンスターストライク」が人気IPなどのコラボにより売上高は前年同期比が約30%増となりました。コロナ禍による巣ごもり需要によりユーザーの熱量を維持できた結果だと思えます。さらに、エンターテインメント業界におけるデジタルトランスフォーメーション（以下、DX）を投資活動を通じて推進するファンド、「ミクシィエンターテインメントファンド１号投資事業有限責任組合」を１０月に設立すると発表し、今後さらにDXによる新たな体験価値の提供が期待されています。

■株価の動向
株価は６月１５日に1620円を付けた後上昇トレンドに転じ、９月７日に年初来高値2688円を付けました。８月７日に発表した第１四半期決算と同時に、2021年3月通期の業績予想の上方修正を発表して以降、穏やかな上昇トレンドが続いております。

■投資の目安
投資期間は２か月～３か月、上値の目安は2900円、下値の目安は2100円とします。収益柱の「モンスターストライク」以外にも新たなスマートフォンゲームの売上が好調なことや、新事業への期待から中長期での保有にも耐えられる銘柄だと考えます。