新興市場銘柄ダイジェスト:山王は急騰、リファインバスがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2020/08/21 17:03
<3536> アクサスHD 166 -3
大幅に続落。東証が21日から信用取引に関する規制措置を強化し、新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)としたことが嫌気され、売り優勢となっている。日証金も貸借担保金率を50%(うち現金20%以上)とする増担保金徴収措置を実施した。アクサス株は14日に年初来高値(214円)を記録してから値を下げる場面が目立っており、高値警戒感からの利益確定売りも続いているようだ。

<4584> GTS 630 +20
急伸。北海道大学及び労働者健康安全機構総合せき損センターと難治性骨折に対する新たな治療法創出に向け、三者共同研究契約を締結したと発表している。ジーンテクノサイエンス<4584>が調製したヒト歯髄幹細胞を用いた基礎研究を共同で行う。同社が保有する乳歯由来歯髄幹細胞はドナー年齢が若く、優れた骨再生能力を発揮することが期待されるとしており、難治性骨折が多い高齢者の骨の再生を助ける治療の創出を目指す。

<6531> リファインバス 992 +150
ストップ高比例配分。第三者割当で新株25万株を発行すると発表している。発行済み株式総数304万9950株(6月30日現在)に対する割合は8.20%で、払込期日は9月7日。割当先は三菱ケミカルホールディングス<4188>傘下の三菱ケミカル(東京都千代田区)で、同社からリファインバースはリサイクル処理対象となる廃プラスチックの回収業務を受託する。調達資金の1.96億円は廃プラ等コンパクタ設備開発・設備投資費などに充てる。

<3441> 山王 1101 +125
急騰。20年7月期の年間配当を従来予想の無配から5.00円(前期実績は無配)に増額修正している。業績及び今後の経営環境を総合的に勘案したとしている。同社は次世代通信規格5G向けの部品需要拡大を受け、6月11日に同期の営業損益予想を未定から1.35億円の黒字に引き上げたが、配当予想は据え置いていた。復配はポジティブ・サプライズとの見方から、投資資金が流入しているようだ。

<7777> 3Dマトリクス 403 -2
急伸後伸び悩み、後場にマイナス転換。試験研究用として提供している新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検査キットについて、八洲薬品(大阪府茨木市)と日本国内での販売契約を締結したと発表している。八洲薬品は関西を中心に研究用試薬や臨床検査薬などを販売している。スリー・ディー・マトリックスは4月から研究機関向け、7月から一般企業向けに販売を開始しているが、契約締結で検査キットの拡販が進むとの見方から買いが入っている。

<4596> 窪田製薬HD 320 +7
大幅に3日ぶり反発。米子会社のクボタビジョン・インクがスターガルト病を適応症として実施している治療候補薬「エミクススタト塩酸塩」の第3相臨床試験に関し、米食品医薬品局の助成プログラムに選定されたと発表している。助成金総額は3年間で最大163万ドル(約1.7億円)。また、クボタビジョンが開発する遠隔医療眼科網膜モニタリング機器「PBOS」で、スイスのInsel Gruppe AG眼科大学病院と共同研究契約を締結した。 <ST>
配信元: フィスコ

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