注目銘柄ダイジェスト(前場):オイシックス、フェローテク、FRONTEOなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/08/17 12:06
日機装<6376>:1052円(+66円)1
急伸。先週末に上半期決算を発表している。営業利益は41.6億円で前年同期比17.0%増益となった。売上高は計画を下振れたが、メディカル事業の好調が収益を支えて、営業利益は従来予想の40億円を上回った。通期の業績予想はいったん取り下げるとし、先行きの不透明感は残るが、第1四半期大幅減益からの増益転換を評価の動きが優勢に。また、エアバスから次世代型エンジン向けナセルの共同開発パートナーに選出されたとも発表している。


ITbookHD<1447>:538円( - )
ストップ安売り気配。21年3月期第1四半期(20年4-6月)の営業損益を4.82億円の赤字(前年同期実績は2.20億円の赤字)と発表している。新型コロナウイルスの影響で地盤調査改良事業の工事が延期され、案件が減少した。新規事業のアパレル事業を営む子会社の店舗休業なども響き、赤字額が拡大した。通期予想は前期比108.2%増の3.24億円の黒字で維持したが、業績未達に対する警戒感から売りが膨らんでいる。


フェイス<4295>:926円( - )
ストップ高買い気配。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は5.5億円と黒字転換、前年同期比5.9億円の損益改善となっている。未定としていた業績予想も発表、通期営業利益は5億円で前期比29.8%増の予想に。新型コロナの影響によるライブ興行などへの懸念が強かった中、想定外の業績拡大と捉えられている。アニメ作品、ゲーム作品関連の売上が拡大するなど、レーベル事業がけん引役となる形に。


FRONTEO<2158>:867円(+94円)
大幅に3日続伸。21年3月期第1四半期(20年4-6月)の営業損益が0.40億円の黒字(前年同期実績は4.44億円の赤字)に転換したと発表している。リーガルテックAI事業で高い利益率を見込めるAIを主体としたビジネスモデルへの転換を進め、損益が大幅に改善した。AIソリューション事業も大型案件のマイルストーンフィーを獲得し、黒字転換に貢献した。通期予想は2.00億円の黒字で据え置いている。


エムアップ<3661>:2920円( - )   カ -
ストップ高買い気配、先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は2.9億円で前年同期比2.3倍と大幅増益になり、通期予想の8.2億円、前期比12.4%増に対する進捗率は35%の水準に。アーティストのオフィシャル通販サイト開設や、中止や延期となった音楽ライブやイベントで販売予定だった商品のeコマースでの取り扱いが増加し、EC事業が急拡大している。ライブ・コンサート中止の影響も懸念された中、想定以上の業績拡大がサプライズに。


フェローテク<6890>:800円(+95円)
大幅に反発。従来未定だった21年3月期の営業利益予想を65.00億円とし、前期実績(60.12億円)から増益になると発表している。主力の半導体市場の動向が見通せる環境になり、足元の子会社の業績や受注状況などに基づき算定した。年間配当予想は前期実績と同額の24.00円。第1四半期(20年4-6月)の営業利益は前年同期比25.5%減の15.60億円。また、中国子会社が科創板市場への上場準備に入ることを明らかにしている。


オイシックス<3182>:3065円(+501円)
ストップ高。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は20.8億円で前年同期比3.8倍と急拡大、通期計画30億円、前期比21.6%増に対する進捗率は69%に達している。外出自粛の意識の高まりにより食材宅配サービスの需要が増加、宅配事業が大幅な増収を達成している。想定以上の業績拡大に加えて、先に観測報道が伝わっていた大戸屋HD<2705>との業務提携も正式に発表、一段の業績拡大要因につながっていくとの見方も優勢に。 <ST>
配信元: フィスコ

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