ドル円は106円台後半で膠着 メインストリートの利用は2.53億ドル=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/08/13 03:37
 NY時間の午後に入ってドル円は106円台後半での推移となっている。午後になって米10年債入札結果が発表され、米国債利回りは上げ幅を縮小している。ドル円も次第に上値が重くなっているが、下押す気配まではなく、107円台を再びうかがう動きは続いているようだ。

 きょうはローゼングレン・ボストン連銀総裁の講演が行われていたが、中小企業を支援するために設定されたメインストリート融資プログラムは、月曜日の時点で32の融資案件を実施し、トータルの融資額は2.53億ドルに達したことを明らかにした。8月4日時点は1.09億ドルだった。

 FRBと財務省によって設立されたこのプログラムについては、融資拡大に時間がかかり過ぎており、6000億ドルの融資枠のほんの一部しか利用されおらず失敗ではとの苦言も出ている。しかし、ローゼングレン総裁は、失敗との指摘が出ていることは承知しているとしたうえで、「その見方には同意せず、感染でより多くの企業が打撃を受けるにつれて、融資は活発化して行く」と述べていた。

USD/JPY 106.86 EUR/USD 1.1792

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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