ＴＨＫ、今期税引き前を一転赤字に下方修正、未定だった配当は17円減配

　ＴＨＫ <6481> が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前損益は29.8億円の赤字(前年同期は141億円の黒字)に転落し、従来の19億円の黒字予想から一転赤字で着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の116億円の黒字→14億円の赤字(前期は181億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結税引き前利益は前年同期比53.2％減の15.8億円に大きく落ち込む計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は15円(前期は32円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結税引き前損益は1.8億円の赤字(前年同期は64.1億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の8.8％→-1.7％に急悪化した。

株探ニュース