中山鋼、非開示だった今期経常は89%減益、未定だった配当は6円実施

配信元:株探
投稿:2020/08/04 15:00
 中山製鋼所 <5408> が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比35.8%減の8.1億円に落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比88.7%減の5億円に落ち込む見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比80.1%減の5億円に落ち込む見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を3円(前年同期は4円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も3円実施する方針とした。年間配当は前期比4円減の6円に減配となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の3.3%→2.9%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を合理的に算定することが困難であったことから業績予想を未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づき算定した業績予想を公表いたします。 今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が長引くことが懸念され、経済活動は徐々に回復の方向に進みながらも、今期中は一定程度の影響が残ることを前提としました。当社グループにおきましては、このような経営環境のもとで需要に見合った生産及び出荷に徹し、全社を挙げたコストダウンの推進を織り込み、連結業績予想を算定いたしました。 なお、上記の予想は、現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断される一定の前提に基づくものであり、実際の業績は、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期など様々な要因により変動する可能性があります。

  当社は、利益配分につきましては、経営基盤・財務体質の強化並びに今後の事業展開に備えるために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を実現していくことを基本方針としております。 2021年3月期の配当予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、実績予想が未定であったことから未定としておりましたが、上記業績予想及び基本方針に基づき、配当予想を公表いたします。
配信元: 株探

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