あらた、非開示だった今期経常は6%増で2期連続最高益、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2020/08/04 15:00
 あらた <2733> が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.2%増の36.6億円に拡大した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比6.2%増の107億円を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比12.9%増の61億円を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しを示した。

 業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の40円→45円(前年同期は40円)に増額し、年間配当は90円になる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.3%→1.6%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年5月11日に開示いたしました「2020年3月期決算短信[日本基準](連結)」におきまして、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算出することが困難であるとして未定としておりました2021年3月期の業績予想につきまして、現時点における入手可能な情報に基づいて業績予想を算定いたしました。 現在の事業環境は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による経済活動の停滞や、インバウンド需要の喪失などから厳しい状況が続いております。 経済活動・社会活動は、6月頃から感染拡大の防止策を講じつつ、警戒レベルを段階的に緩和してきておりますが、一部では再び感染増加傾向にあるなど先行きは不透明な状況が続いております。 また、個人消費につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見込めない不安、緊急事態宣言下での不要不急の外出自粛や在宅勤務等の影響により、生活費の負担は増加しており、節約意識は高まる傾向にありますが、一方で感染予防商材や巣ごもり消費関連商材は堅調に推移しており、新しい生活様式への対応から消費者の生活意識・購買意識は大きく変化してきております。 このような環境において、当社グループは生活必需品を取り扱う卸商社として、商品を安定的に皆さまへお届けするという使命を果たすためにグループ一丸となって事業活動を継続しております。 業績につきましては、安定した成長を維持しており、緊急事態宣言の解除及び経済活動を再開している現状に基づいて業績予想を算定しております。

  2020年5月11日に開示いたしました「2020年3月期決算短信[日本基準](連結)」におきましては、業績予想の算定が困難でありましたが、安定配当という当社の配当に関する基本方針に基づき、1株当たり年間配当予想の額を前年同様の85円(中間配当金40円、期末配当金45円)としておりましたが、上記業績予想を踏まえ1株当たり年間配当予想の額を5円増配(中間配当金5円増配)し、90円(中間配当金45円、期末配当金45円)といたしました。
配信元: 株探

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