スペース、非開示だった今期経常はトントン、未定だった配当は38円減配

　スペース <9622> が8月3日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期の業績予想は連結経常損益がトントン(前期は31.5億円の黒字)に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は16円(前期は54円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、緊急事態宣言の発令により、商業施設や小売物販店・飲食店において営業時間の短縮や臨時休業が相次ぎ、これらの業界において企業活動の停止が余儀なくされました。現在では、緊急事態宣言が解除され、経済活動が徐々に再開されているものの、収束の時期が不透明な状況にあり、当社主要顧客の経費削減や出店計画の見直しなどによる投資の抑制が予想されるため、当社グループに与える影響を考慮し、業績予想を公表することといたしました。　今後も動向を注視し、業績予想に変更がある場合には速やかに公表いたします。

　　当社は、内部留保を確保し経営基盤の強化を目指すとともに、収益力の一層の向上と財務体質の強化により株主の皆様に対する利益還元の向上を図ることを基本方針としておりますが、算定した通期業績予想に基づき、期末の配当予想につきましては、誠に遺憾ながら無配予想に修正させていただきます。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる場合があります。