午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.010%に低下
31日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。日経平均株価が大幅安となったことなどを支えに、安全資産とされる債券は堅調に推移した。
30日に発表された米4~6月期国内総生産(GDP)速報値や、独4~6月期GDP速報値が大幅な落ち込みとなったことで世界景気の回復期待が後退。国内でも内閣府が30日に成長率見通しを下方修正しており、新型コロナウイルスの経済的な影響の大きさが改めて意識された。こうしたなか、債券にはリスク回避目的の買いが流入。各メディアが「31日の東京都の新型コロナ新規感染者数が400人以上に拡大したもよう」と報じ、日経平均株価が下げ幅を広げると、午後には債券先物が一段高となる場面があった。ただ、夕方には日銀が8月の国債買い入れ方針を公表するほか、今晩には米6月個人消費支出などの経済指標の発表が予定されていることから引けにかけては上値が重くなった。なお、この日は国債買いオペが実施され、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率は前回とほぼ同水準だった一方、「同25年超」の倍率は前回から上昇し超長期ゾーンの売り圧力が示された。
先物9月限の終値は前日比6銭高の152円37銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.010%だった。
出所:MINKABU PRESS
30日に発表された米4~6月期国内総生産(GDP)速報値や、独4~6月期GDP速報値が大幅な落ち込みとなったことで世界景気の回復期待が後退。国内でも内閣府が30日に成長率見通しを下方修正しており、新型コロナウイルスの経済的な影響の大きさが改めて意識された。こうしたなか、債券にはリスク回避目的の買いが流入。各メディアが「31日の東京都の新型コロナ新規感染者数が400人以上に拡大したもよう」と報じ、日経平均株価が下げ幅を広げると、午後には債券先物が一段高となる場面があった。ただ、夕方には日銀が8月の国債買い入れ方針を公表するほか、今晩には米6月個人消費支出などの経済指標の発表が予定されていることから引けにかけては上値が重くなった。なお、この日は国債買いオペが実施され、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率は前回とほぼ同水準だった一方、「同25年超」の倍率は前回から上昇し超長期ゾーンの売り圧力が示された。
先物9月限の終値は前日比6銭高の152円37銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.010%だった。
出所:MINKABU PRESS
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