大日塗、非開示だった今期経常は71%減益、未定だった配当は25円実施

配信元:株探
投稿:2020/07/29 15:00
 大日本塗料 <4611> が7月29日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比70.6%減の17億円に落ち込む見通しと発表した。
 同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比77.4%減の6.5億円に落ち込む見通しと発表した。

 また、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は25円実施する方針とした。年間配当は25円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
   2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による事業活動への影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、日本における緊急事態宣言の解除等により経済活動再開の動きが見え始めたことから、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき連結業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。   2020年度の上半期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、国内塗料事業及び海外塗料事業では、工業用分野を中心に大きく需要が落ち込み、また、照明機器事業においては商業施設向けの需要が大きく落ち込み、連結売上高は前年同期を2割近く下回る見通しです。下半期は経済活動の再開が一定程度進み、各セグメントにおける需要も緩やかに回復するものと想定しております。この結果、通期売上高は前期を1割強程度下回る見通しです。   営業利益及び経常利益につきましては、原材料価格が一定程度下落すると見込んでおり、加えて従来以上に経費の低減に努めてまいりますが、売上減少の影響が大きく、前期を大きく下回る見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記の要因に加え、国内塗料事業及び海外塗料事業における事業構造改善費用を特別損失として合わせて約 240 百万円計上すること等により、前期を大きく下回る見通しです。

   当社は、株主の皆様に対する配当額の決定を経営上の重要課題の一つと位置づけており、企業体質の強化、財務内容の健全性維持に努めつつ、業績に応じた配当を安定的に継続実施することを基本方針としております。  この方針のもと、当期の業績予想を踏まえた結果、期末配当予想は前期実績と同額の1株当たり25円といたします。(注)上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、   実際の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の収束時期、海外及び国内の景気動向、為替動向など様々な   要因によって予想数値と異なる可能性があります。今後、今期の業績見通しに関し開示すべき重要な事象等が   生じた場合には速やかに公表いたします。
配信元: 株探

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