アウン、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/07/09 15:30
 アウンコンサルティング <2459> [東証2] が7月9日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年5月期の連結最終損益を従来予想の1800万円の黒字→4800万円の赤字(前の期は2200万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4800万円の黒字→1800万円の赤字(前年同期は2800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループは、2020年5月期において収益力の安定と拡大を最優先課題とし、「マーケティング事業における多言語・海外向けサービスの収益拡大」、「新たなビジネスモデルの創出」、そして、「人材採用・育成・組織体制の強化」に注力し、業容の拡大を図ってまいりました。 マーケティング事業において、インバウンド需要の高まりを背景に新規顧客(民間企業及び自治体)の獲得が進んだことで、一定の成果は出たものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一部、インバウンド関連の広告出稿停止が発生しました。また、アセット事業においては、海外渡航制限等による不動産ツアーの停止及び、新規物件販売の停滞等により、当初計画を下回る見通しです。 当社では、例年第4四半期に売上及び利益が増加すること等を勘案し、2020年5月期の連結業績予想の修正を行っておりませんでしたが、新型コロナウイルス感染症拡大により、世界的にあらゆる経済活動が抑制されたことによる影響が大きく、当初計画を達成するには至りませんでした。 また、下記のとおり、本社移転および保有する投資有価証券に関する特別損失を計上することとなりました。以上の結果、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について、業績予想を下回る見込みとなりましたので、上記のとおり、2020年5月期の通期連結業績予想を修正いたします。●特別損失の計上(1) 事務所移転費用/減損損失の計上本日公表しました「本社移転に関するお知らせ」に伴い、事務所移転費用(13百万円)及び、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、建物付属設備について減損損失(2百万円)を特別損失に計上する見通しとなりました。(2) 投資有価証券評価損の計上当社が保有する投資有価証券について、簿価に比べて実質価値が著しく下落しているものについて評価した結果、減損処理による投資有価証券評価損として、16百万円を特別損失に計上することとなりました。●役員報酬の減額(1) 報酬減額の理由上記の業績予想の修正を真摯に受け止め、経営責任を明確にするため(2) 報酬減額の内容・常勤取締役:月額報酬の14%から97%の範囲内で減額・社外取締役(監査等委員である取締役を含む):月額報酬の20%を減額(3) 減額の対象期間2021年5月期(2020年6月1日~2021年5月31日)(注)業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社において判断したものであります。予想には様々な不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合がございますので、この業績予想に全面的に依拠しての投資等の判断を行うことは差し控えてくださいますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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