豪ドル/円、トレンド転換シグナルが出現するか

著者:津田隆光
投稿:2020/06/26 17:57

SARタッチ成否がポイント!

豪ドル/円・日足・複合チャート
豪ドル/円・日足・複合チャート出所:マネースクエアFXチャート

【注目ポイント】ローソク足のSAR(≒74.058円)タッチ成否
【見通し】SARタッチなら、「76.350円」付近までの上値トライも

ここもと、動意薄の相場展開が続いていた豪ドル/円ですが、その日足チャートにおいて、トレンド転換シグナルが出現しつつあります。

上図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方にあること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、4) ローソク足の下方に青色の雲(=サポート帯、先行スパン)があること、そして、5) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっている(上図青色点線丸印)ことから、豪ドル/円・日足チャートでは、上下圧力が拮抗するレンジ相場となっていると判断できます。

喫緊の注目ポイントは・・・ローソク足がSARにタッチするか否か。(上図黄色矢印)

これからの時間にかけて、仮にローソク足がSAR(≒74.058円、26日時点)にタッチした場合は、買いサインへの転換となり、上昇トレンドの起点となる可能性も。

同時に、BB・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”となった場合は、「相場の力の発散」→「上昇モメンタムの強まり」となりそうです。

その場合は、目先の上値抵抗線として機能するBB・+2σライン(≒76.350円)付近までの上値トライも想定すべきでしょう。

津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想