アコム、前期経常を15%下方修正

配信元:株探
投稿:2020/04/24 15:30
 アコム <8572> が4月24日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の879億円→751億円(前の期は582億円)に14.6%下方修正し、増益率が51.0%増→29.0%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の377億円→249億円(前年同期は99.9億円)に33.9%減額し、増益率が3.8倍→2.5倍に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績予想の修正について前回の業績予想に対して、営業収益は、営業貸付金利息、償却債権回収益が計画を上回ったことなどから、2,795 億円(前回予想比40 億円増)となる見込みです。営業費用 (金融費用、貸倒関連費用、その他の営業費用)が計画を下回る見込みです。一方で、2020 年3月期の返還請求件数の状況や、足もとの市場環境や返還請求動向などを踏まえ将来の請求発生予想額を再算定した結果、利息返還損失引当金に197 億円を繰入れすることといたしました。その結果、営業費用全体では2,039 億円(同160 億円増)となる見込みです。これらの結果、営業利益は756 億円(同120 億円減)、経常利益は751 億円(同128 億円減)、親会社株主に帰属する当期純利益は596 億円(同159 億円減)となる見込みです。なお、期末の利息返還損失引当金残高は876 億円となる見込みです。(2)個別業績予想の修正について前回の業績予想に対して、営業収益は、営業貸付金利息、償却債権回収益が計画を上回ったことなどから、2,069 億円(前回予想比17億円増)となる見込みです。営業費用 (金融費用、貸倒関連費用、その他の営業費用)が計画を下回る見込みです。一方で、2020 年3月期の返還請求件数の状況や、足もとの市場環境や返還請求動向などを踏まえ将来の請求発生予想額を再算定した結果、利息返還損失引当金に197 億円を繰入れすることといたしました。その結果、営業費用全体では1,577 億円(同162 億円増)となる見込みです。これらの結果、営業利益は492億円(同145億円減)、経常利益は563億円(同127億円減)、当期純利益は536億円(同167億円減)となる見込みです。※業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、最終の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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