株価指数先物【引け後コメント】レバETFに絡んだ先物買いが大引けにかけて指数を押し上げる

配信元:株探
投稿:2020/04/06 17:27

・大証6月限
・日経225 18570 +890 (+5.03%)
・TOPIX 1372.0 +56.5(+4.29%)

 日経225先物は先週末比890円高(+5.03%)で通常取引を終了。米国での新型コロナウイルスの感染拡大について、ニューヨークでピークアウトへの思惑が高まったことが材料視された。また、日本では緊急事態宣言が出されるとの見方が高まるなか、これを想定していたショートポジションの巻き戻しの流れも意識された。日経225先物は前場半ばに1万8660円まで上昇。その後は高値圏での保ち合いが続く中、大引けにかけて上げ幅を広げており、現物の取引終了後には1万8700円まで上昇している。

 引けにかけての強い値動きについては、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> [東証E]などレバETFに絡んだ先物への買い需要とみられており、野村が日経225先物を7600枚超買い越した影響によるところが大きいだろう。なお、野村の買い越しに向かう格好となったのが、ゴールドマン経由で4300枚超、バークレイズ経由で1800枚超の売り越しだった。また、上昇場面においては、TOPIX先物にはソジェン経由の売り越しがこれまで目立ってきたが、本日は6000枚近くの売り越し。一方で、買い方はモルガンS、ドイツ、SMBC日興、JPモルガン経由だった。

 17時時点の日経225先物のナイトセッションは、1万8600円を挟んでの推移が続いており、やや利食い優勢の流れをみせている。グローベックスの米株先物ではNYダウ先物は800ドル高程度で推移しており、米株先物の強い値動きが続くようだと、明日の相場へのインパクトも意識されてくるだろう。

株探ニュース
配信元: 株探

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