●世界は「何でもやる」姿勢
昨日、米国の2兆ドル規模の経済対策で政権と民主・共和両党が合意(上院採決が遅れる可能性が生じてきているようです)、欧州ではコロナ債の発行(ドイツは反対)等、主要国の「何でもやる」姿勢に市場は安ど。2日続けてリスクオフ後退の動きが強まりました。一方で、我が国といえば、「現金支給は貯蓄に回るから和牛商品券を」だの、「世帯当たり20万円の現金支給、所得制限あり」だの、相変わらずの迷走ぶり。しかも早くても5月末とは・・・。今朝の日経平均が400円近く下げてのスターというのも納得です。それ以上に気になったのは、昨晩の小池都知事による記者会見。「首都閉鎖」の前振りともとれるように感じ、かえって不安を増殖させるものになったような気がします。実際、市場の一部にはいずれ「首都閉鎖」に追い込まれるとの声も。