エレマテック、今期経常を22％下方修正、配当も8円減額

　エレマテック <2715> が3月23日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円→43億円(前期は61.8億円)に21.8％下方修正し、減益率が11.1％減→30.5％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の32.3億円→20.3億円(前年同期は32.6億円)に37.1％減額し、減益率が0.7％減→37.5％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の39円→31円(前期は1→2の株式分割前で66円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　中国経済の減速等を背景に、設備投資の抑制や自動車等の生産回復が遅れており、当社グループにおいても当該関連ビジネスが想定を下回る水準で推移しております。このような状況から、通期連結業績予想が前回発表予想を下回る見込みのため、上記の通り修正いたします。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は一定程度含めております。

　　当社は、株主の皆様に対する利益配分を経営の重要課題と位置づけ、中期的な業績の見通しや投資計画に基づくキャッシュ・フローの状況を勘案し、配当性向（連結）40％以上にすることを基本方針としております。　今般、上記業績予想の修正を踏まえ、配当金について改めて算出し、2020年３月期の期末配当予想につきましては１株当たり14円とさせていただきます。　これにより2020年３月期の１株当たり年間配当金は31円となり、連結配当性向は40.3％となる見込みです。（注）　上記の予想は、現時点で入手可能な情報にもとづき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記の予想と異なる場合があります。