東製鉄、任天堂、日揮HDなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/03/16 16:24
<6630> ヤーマン 485 +80ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業益は22.9億円で前年同期比54.3%減、大幅減益ながら上半期の推移が継続する形となり、ネガティブなインパクトは限定的に。一方、発行済み株式数の3.57%に当たる200万株、10億円を上限とする自社株買いの実施、株主優待として100株以上の株主に対する5000円(保有期間2年以上は1
0000円)の優待割引券贈呈を発表が好感される形に。

<4813> ACCESS 873 +150ストップ高。先週末に20年1月期の決算を発表、営業益は3.9億円で前期比27.4%減となった。従来予想の5.5億円は下振れて減益となったものの、第3四半期までの状況から下振れは想定線と。一方、21年1月期は5.8億円で同49.5%の大幅増益見通しであり、見直しの動きにつながったようだ。ネットワーク事業の大幅な売上伸長を見込んでおり、同事業、並びに、海外事業の収益改善を想定している。

<5423> 東製鉄 596 +31大幅反発。先週末に自社株買いの実施を発表、買い材料視されている。発行済み株式数の7.77%に当たる1000万株、60億円を取得上限としており、取得期間は3月16日から
12月31日まで。上半期決算発表時にも自社株買いを公表しており、予想外のタイミングでの高水準の自社株買い発表は、ポジティブサプライズと受けとめられている。企業の株価意識の強さなども認識される状況へ。

<3843> フリービット 642 +84急騰。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業益は12億円で前年同期比26.4%減益となり、通期予想も従来の40億円から24億円に下方修正している。ヘルステック事業やエドテック事業などの売上が下振れのもよう。業績下振れはネガティブながら、発行済み株式数の11.26%に当たる250万株、20億円を上限とする自社株買いの実施を発表、高水準の自社株買いによる需給面での下支え効果を期待する動きが優勢に。

<6966> 三井ハイテク 1068 +102急騰。先週末に20年1月期決算を発表、営業益は0.2億円で前期比96.1%減と大幅減益になったものの、従来予想の2億円の赤字は上振れて着地した。車載向けモーターコアの需要拡大などが上振れ要因となった。また、21年1月期は11億円と大幅な収益回復を見込んでいる。引き続き車載用モーターコアがけん引役となる見通し。全般的に新年度ガイダンスに警戒感が強まる中、強気見通しにポジティブな反応が優勢。

<1433> ベステラ 694 +100ストップ高。先週末に20年1月期の決算を発表、営業利益は0.9億円で前期比81.3%の大幅減益となった。第3四半期決算時に大幅下方修正した水準をやや下回る着地だが、サプライズは乏しくなっている。一方、21年1月期は5.7億円で同6.1倍と急回復の予想。プラント解体業界の旺盛な需要を踏まえてV字回復を見込むとしている。中期計画では23年1月期7.4億円の目標も掲げている。

<6498> キッツ 518 +28大幅反発。発行済み株式数の3.45%に当たる320万株、20億円を上限とする自社株買いの実施を先週末に発表。取得期間は3月16日から9月15日までとしている。需給面での下支え期待から見直し買いが向かう展開に。直近の株価急落を受けて、自社株買い実施を発表する企業が多くなってきている印象。なお、同社に関しては、中国拠点における3月末の通常稼働目標を示していることも安心感につながっているようだ。

<2159> FS 373 +72後場急伸で一時ストップ高。前引け後に自社株買いの取得実施を発表。発行済み株式数の11.3%に当たる176.4万株、6億円を取得上限とし、取得期間は3月17日から1年間とした。高水準の自社株買いが当面の需給下支え要因につながるとして、押し目買いの動きが強まった。なお、先週末には第3四半期決算を発表、営業益は8億円で前年同期比15.1%減、上半期までの状況からサプライズは乏しい。

<7974> 任天堂 32950 -270続落。新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で広がるなか、自宅でフィットネスが行えるゲームとして、ニンテンドースイッチの「リングフィットアドベンチャー」が注目を集めていると一部報じられた。同ゲームは昨年10月に発売され、腕や足、お腹やヨガという4つのカテゴリでフィットネスが楽しめるもの。現在は世界中で品薄状態で、米国でもかなり入手が困難のようだ。ただ、全般安に引きづられる形でマイナス転落。

<1963> 日揮HD 888 -75急落。SMBC日興証券では投資判断「1」継続ながら、今・来期の受注予想を下方修正し、目標株価も2000円から1500円に引き下げた。原油市況急落により、モザンビーク・ロブマ・ベンチャー向けLNGプロジェクト、イラク・バスラ精油所、パプア・ニューギニアLNG拡張工事など、複数の大型案件の受注計上タイミングが後ろ倒しになると予想。20年3月期受注高予想は8430億円から2632億円に減額した。 <US>
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