ETF売買動向＝10日前引け、原油ベア、野村４百Ｄイが新高値

　10日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比29.5％増の5041億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）20銘柄の売買代金は同25.0％増の4468億円だった。

　個別ではダイワＴＰＸダブルインバース（－２倍）指数 <1368> 、ＴＯＰＩＸベア上場投信 <1569> 、ＴＯＰＩＸベア２倍上場投信 <1356> 、ＪＰＸ日経４００ベア上場投信（インバース） <1468> 、ダイワ上場投信－ＴＯＰＩＸインバース（－１倍）指数 <1457> など8銘柄が新高値。ＮＥＸＴ　野村日本株高配当 <1577> 、Ｏｎｅ　ＥＴＦ　トピックス <1473> 、ＵＢＳ　英国株 <1392> 、Ｏｎｅ　ＥＴＦ　ＪＰＸ日経中小型 <1493> 、ＮＥＸＴ　ブラジル株式指数ボベスパ連動型上場投信 <1325> など113銘柄が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きでは純パラジウム上場信託（現物国内保管型） <1543> が5.39％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　パラジウム上場投資信託 <1675> が3.34％高、ＵＢＳ　英国大型株 <1389> が3.32％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　小麦上場投資信託 <1695> が3.23％高、ＮＥＸＴ　ロシア株式指数 <1324> が3.20％高と大幅な上昇。

　一方、ＵＢＳ　欧州株 <1386> は9.20％安、ＵＢＳ　米国株 <1393> は9.12％安、ｉシェアーズ　オートメーション＆ロボット　ＥＴＦ <2522> は8.78％安、ＮＥＸＴ　ＲＥＩＴ <1343> は7.88％安、ＮＥＸＴ　シンガポール <2045> は6.16％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が293円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金2153億8200万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金1475億9900万円を大きく上回る活況となった。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が1403億9700万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が202億7400万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が200億5900万円、日経２２５連動型上場投資信託 <1321> が118億円、楽天ＥＴＦ－日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が108億5400万円の売買代金となった。

株探ニュース