【買い】大塚商会（4768）需給良好を背景に上値試せるか、高い成長期待は持続◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

需給良好を背景に上値試せるか、高い成長期待は持続

業種：情報・通信
時価総額：8882億円
PER：20.37倍
PBR： 3.41倍

　独立系SI企業で開発から保守までを一貫し、オフィスの回線、ネットワーク導入からシステム構築、スマートデバイス導入、さらにはPC・複合機器の設置、LED照明設置などインフラ要求に対応。中小企業向けに強みがあり、ITサポート・業務支援サービス「たよれーる」を提供するほか、オフィス用品の通販サービス「たのめーる」などの即配サービスも展開。

　業績面においては2/3に前期本決算を発表、売上高は前期比16.7％増収、経常利益は同29.3％増益と大幅成長を実現して過去最高を更新、今期は横ばい計画。オフィスの2020年問題を提起してニーズ喚起を図り、主力のシステムインテグレーション事業が高い伸びを示した。なお、2019.12期は110円配当と25円の大幅増額となったほか、今期はさらに5円増額の115円配当見込みとなっている。

　株価は上記決算発表とともに大きく買われ2/12には高値5230円まで駆け上がったが、その後は地合い影響で利益確定売りに押され、直近では200日移動平均線に接近する場面があった。しかし、4400円付近は強力にサポートされており、高い成長期待と需給面が良好なことが底堅さにつながっているとみられる。