【要注目】日経平均株価は短期的な底打ちのタイミングか

著者:西村剛
投稿:2020/02/26 15:37

新興市場は投売りによるもう一段の暴落注意

26日の日経平均株価は前日比0.79%マイナスの22426円19銭、TOPIXは前日比0.75%マイナスの1606.17ポイント、マザーズ指数は前日比2.18%マイナスの780.99ポイント、東証2部指数は前日比1.13%マイナスの6553.83ポイント、ジャスダック指数は前日比1.47%マイナスの158.48ポイントとなりました。

日経平均株価は一時22127円42銭まで下落したものの、後場になり多少戻しました。ローソク足では陽線となっており、短期的な底打ちのシグナルが出ています。

一方、マザーズ指数、ジャスダック指数、東証2部指数はローソク足で陰線となっており、まだ下げ止まり感はありません。ここまでの下げで個人投資家の信用評価損も膨らんでおり、もう一段下落すると追証回避の投売りが出る可能性があります。

ですので、大型株はそろそろ短期的な反発が期待できる水準ですが、もう一段下げれば新興市場の大幅下落により、個人投資家の投売りも出そうな状況で、(新興市場が落ち着いていること前提で)大型株の反発を狙うにしても27日の前場終了間際から後場にかけてが良さそうです。

ただ今回の反発はあくまでも急落による反発です。反発は短期的かつ小幅に留まりそうです。うまく下落したタイミングをつかめた時は適度なタイミングで利食いをする戦略が有効でしょう。すでに反発して始まった場合は、深追いは禁物です。あえて次の暴落を待つのもありでしょう。

日経平均株価に関しては、短期的に27日~28日に底打ちする可能性がありますが、再度底抜けした場合はもう一段の下値もあり得ますので、直近の安値は押えておきましょう。

日経平均株価 22127
・TOPIX 1587.35
・マザーズ指数 770.56(要注意)
・東証2部指数 6484.62(要注意)
・ジャスダック指数 164.77

この底値を割り込んだ時は要注意です。株価の底抜けの可能性が高くなります。仮に底値を割り込んだ場合はすみやかにポジションを閉じることをおすすめします。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想