ラック、今期経常を一転29%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/02/07 15:30
 ラック <3857> [JQ] が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比60.2%減の4.4億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の25.3億円→17億円(前期は24.1億円)に32.8%下方修正し、一転して29.5%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の24.1億円→15.8億円(前年同期は18.5億円)に34.4%減額し、一転して14.4%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比40.6%減の3.2億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.0%→3.1%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期の連結業績予想につきましては、セキュリティソリューションサービス事業(SSS事業)、システムインテグレーションサービス事業(SIS事業)ともに製品関連の販売は好調に推移しているものの、SSS事業においては、設備投資した中堅・中小企業向け監視システム「CloudFalcon」の販売体制の構築やエンドポイントセキュリティなどの新サービス展開が想定より遅れていること、またSIS事業においても、計画に組み入れていた新規開発案件の中止に加え、一部大型案件の追加対応が必要になったことにより新規受注案件の獲得が順調に進んでいないことなどから、売上高は前回予想を下回る見込みです。利益面では、SSS事業において、人材の確保や教育など体制強化のための先行投資ならびに新サービスの開発に伴う減価償却費の増加に見合った売上拡大が進んでいないこと、またSIS事業のサービス売上が計画ほど伸長しないことなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回予想を下回る見込みです。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
3857
1,156.0
(14:01)
0.0
(---)