カッシーナ、前期経常を43％上方修正

　カッシーナ・イクスシー <2777> [ＪＱ] が2月6日午前(10:00)に業績修正を発表。19年12月期の連結経常利益を従来予想の3億6000万円→5億1300万円(前の期は6億7900万円)に42.5％上方修正し、減益率が47.0％減→24.4％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想のトントン→5600万円の赤字(前の期は4億1700万円の黒字)に下方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億9200万円→5億4500万円(前年同期は6億6300万円)に39.0％増額し、減益率が40.9％減→17.8％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　業績予想の修正理由　売上高につきましては、カッシーナ・イクスシー、コンランショップ・ジャパンのリテール部門において、2019 年10 月以降に消費税増税による受注の落ち込みが想定を超えたことにより、予想を下回る結果となりました。営業利益と経常利益につきましては、グループ３社において仕入れ条件の改善や、採算の良い取引比率の上昇などの要因により、粗利率が改善したことで予想を上回りました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、グループ３社の利益、損失のバランスによって連結ベースの租税負担率が想定以上に上振れたことにより、赤字計上となりました。　なお、2019 年12 月期の年間配当金の予想（期末に１株当たり30 円）については、変更いたしません。その他　上記の業績予想につきましては、本資料の発表時点において入手可能な情報及びその業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。