グリムスが急反発、第３四半期は通期業績を上回って着地

　グリムス<3150.T>が４日ぶりに反発。株価は一時、前週末比９．２％高の２４４１円に買われた。１月３１日の取引終了後、２０年３月期第３四半期累計（１９年４～１２月）の連結決算を発表。売上高が１１７億４６００万円（前年同期比３０．４％増）、営業利益が１６億３９００万円（同４４．１％増）、純利益が１１億３９００万円（同４１．４％増）と売上高、利益ともに通期計画を上回っており、これを好感した買いが入っている。

　既存顧客に対する電力の小売りを推進したことが寄与し小売電気事業が大幅に伸長。業務用エアコン、コンプレッサーなどの各種省エネ設備や、蓄電池などの販売が順調に推移したことで収益が順調に拡大した。

　なお、２０年３月期通期の業績見通しは、売上高１５８億３０００万円（前期比３０．４％増）、営業利益１６億円（同１４．２％増）、純利益１０億７１００万円（同７．０％増）の従来予想を据え置いているが、遅くとも３月中旬まで業績予想の修正を開示するとしている。

出所：MINKABU PRESS